これは、私がミラノスカラ座のカンパニー公演「こうもり」に出演していたとき、ローラン・プティ氏からかけられた言葉です。この言葉が、今の活動の原点であり、活力に繋がっていると言っても過言ではありません。
2011年、ローラン・プティ氏の訃報が届き、大きなショックと共に、彼のこのメッセージが鮮明に蘇り、ダンサーとして海外で活動を続けながら、「世界のバレエ界」「日本のバレエ界」について考えるようになりました。そして大きな決意をし2013年に帰国、バレエ教室の運営とバレエの普及活動を始めました。
ボランティア活動や地域活動を経験するうちに、日本においてのバレエや芸術の位置づけが海外と違うということも知ることになりましたが、同時に、このような活動を通じて、日本でも海外と同じようにバレエや芸術をもっと広められると確信しました。
日本において、バレエや芸術を広める事は容易ではないでしょう。しかし、多くの賛同や協力者のみなさまがいれば、必ずそれは現実のものになると信じています。
Kobe International Art はそんな想いの集まる団体です。色々な垣根を乗り越え、バレエや芸術を親しみやすく身近に感じていただけるよう、全力で活動してまいります。
Kobe International Art 代表
瀬戸口 高史